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川西干し柿、リンゴ加工品開発への挑戦

最終更新: 2018年7月30日

川西の未来を考える「川西まちづくり委員会」という組織があります。

そこには子育て部会、消防安全部会など、さまざまな分野に分かれた部会が存在し、それぞれが活動を行っています。


そのなかのひとつ、産業振興部会では、川西に広がる遊休荒廃地の対策や六次産業化による地域振興を検討していました。

先進地域の視察や勉強会、会議を重ねて、ひとつの道筋をたてます。

「川西にある、誰も取らないで放置されている柿を使って、干し柿を作ろう」


そこから長野県農村工業研究所の指導のもと、干し柿作りが始まりました。

まず周辺の柿を300個ほど集めてきて、それをひとつひとつ包丁やピーラーで剥き、吊るします。変色を防ぐため硫黄燻蒸を施し、約1カ月間乾燥。


約1カ月後、ヘタを切り、柿を少し柔らかくするため揉む作業。これは専用の機械に入れて一気に揉み終えました。そしてまた1カ月ほど乾燥させます。

浦里小学校2年生も柿の収穫やヘタ切りなどを体験しました

その間、長野県農村工業研究所の提案で、リンゴのセミドライ、チップス加工にも挑戦することに。須坂にある同研究所の工場の機械を借りて作りました。

ひたすらリンゴをひとつひとつ剥いて、切って……大変な作業ですが、おいしくできるようにと、念入りにチェックをしながら進めます。


そしてようやく干し柿とセミドライリンゴ、リンゴチップスが完成!

平成29年12月23日、生産者直売所「いずみの里」の朝市で販売すると、あっという間に干し柿とチップスが完売。

セミドライリンゴはその後も同所で売り続け、1月中旬には完売しました。




今回のこの試作を経て。

放置されていた柿や、雹などで傷がつき、普通に売ることができないリンゴといった、通常では価値がないといわれるものを、無駄にせずに活用できたことは大きな意味があると思います。それらを加工して付加価値を付けて販売し、実際に手に取ってもらえて「おいしい!」と好評を得たことも自信となりました。

干し柿とチップスは添加物を最小限にとどめ、セミドライリンゴは完全無添加で、口にしても安全なものであることもおすすめしたいポイントです。


せっかくこれだけいいものができたので、川西の特産品のひとつとして、作り続けたい!ゆくゆくは遊休荒廃地に柿を植えたい!……と夢は膨らんでいますが、課題もあります。作る場所や作り手の確保、機械の導入などです。

まずはこの取り組みをPRすることでみなさまに知ってもらい、次はもっと生産量を増やし、ボランティアで作り手を募集するなど、少しずつ前進していこうと検討されています。応援したい活動です。

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